こんにちは、おりびです。
私は今、26歳技術系サラリーマン2年目ですが(2022年現在)、5年~10年で勤め人卒業を目指しています。
30代という若さで金融基盤を築くことができれば、サラリーマンの仕事を続けること・辞めることを自分で選択できる自由が手に入るというのが主な理由です。
金融基盤を築くための具体的な行動としては上図の通り、
節約してお金を貯めること
自分のオリジナル商品を作ること
この2つを行う「道④」で勤め人卒業を目指します。
(世間一般的には「勤め人卒業」のことを「FIRE」と呼んだりしていますが、なんか僕はその「FIRE」という呼び方が好きではありません笑)
ところで株式投資の本を読んだことある方なら、なんで「道③の株式投資でFIRE目指さないの?」と思ったかもしれません。
そこで本記事では、なぜ僕は株式投資で勤め人卒業を目指すつもりがないかということを論理的に書きます!
題して「たかが知れているサラリーマンのお小遣いから積立投資してもFIREできない理由を"Excel"で実際に計算してみた」
我ながらパンチの利いたタイトルだと思いますw
目次 (押すとジャンプ)
まずは勤め人卒業に必要な元金を概算してみる
僕の場合、もし株式投資で勤め人卒業を目指すならいくら元金が必要か計算してみると、
生活費15万円/月×12か月÷4% = 4,500万円
という計算になりました。
外国株式インデックスファンドを仮定し、期待年利回りは4%としています。
(今回は利益に対する20%の税金を計算するのめんどくさかったので省きます。4,500万円よりはもう少し多く必要になるかもと思っておいてください)
いや~、4,500万円ですか!超大金です。年収500万円だとして丸々9年かかるんですか。
生活費で半分使ったとして貯蓄率50%としても18年も必要ということに。
もちろん複利の効果を無視しているので多少は加速スピードが早くなりますが…(次の見出しで複利を含めた計算シミュレーションをまとめます)
ここまでの株式投資に関するツッコミポイントを下記にまとめますと、
- 生活費が上がる可能性がある
- 結婚する可能性がある
- 子どもができる可能性がある
- 株価暴落してもずっと持ち続けられるか?
- 何十年も固い意志を持ち続けられるか?
言いたいことは、株式投資だけで勤め人卒業を目指すと、とてつもなく長い期間が必要ということ。たぶん早くても20年くらい。
20年も経ったら46歳です。20年先なんて、今考えている野望もコロッと忘れている可能性大です。
そして僕は35歳で勤め人卒業をしたい。
なので株式投資1本だけでは、勤め人卒業は不向きだと考えています。
ここまでは年間生活費から4%で割り戻して概算しましたが、次はExcelを使ってもっと詳しく計算していきます。
理系のあなたはぜひついてきてくださいね!
Excelで複利の計算をしてみた
上記のような複利計算シートをExcelで作ってみました!
使用した関数は、FV(Future Value)というものです。
- 利回り
- 投資年数
- 初期投資額
をFV関数に入力すれば、複利効果による積み立て投資額がシミュレーションできます。
(もっと詳しく知りたい方はググってね)
上の画像で、黄色背景の部分を変数として値を変更しています!
本シミュレーションでは、
- 初期投資額0円(貯金ゼロからスタート)
- 毎月投資額は1~11万円
- 年利回り:4%
で計算していますと、下記のグラフになりました!ご覧ください。
横軸が積立年数で、縦軸が増えたトータルでのお金を表します。
1番下のオレンジ色の線が毎月1万円積み立てで、1番上のネイビー色の線が毎月11万円積み立てを表します。
特に見てほしいのが、満額4,500万円の赤点線と交わるところ!
(4,500万円というのは、月々生活費15万円と仮定しての必要元金でしたね。)
毎月11万円(ネイビー色)積み立てても、4,500万円到達するには22年くらいかかるってことですよ。
30万円くらいしかない勤め人の給料から、毎月11万円も投資に回せますか??
現実的な投資額を考えて、毎月7万円を投資したとしても、4,500万円貯めるには29年ほどかかります。
26歳の僕は55歳になっています。
毎日節約して毎月7万円も投資に回しても、29年もかかるんですよ。うまみなくないですか。。
もちろんこれは株式投資だけで勤め人卒業を想定したシミュレーションですので、「今より少しでも豊かになりたい!」というくらいの気持ちなら株式投資1本でも構わないと思います。
しかし株式投資だけでは、ほぼ絶対と言っていいほど、若くして勤め人卒業は無理です。
勤め人卒業のためには、いっきにお金を稼ぎ元金を膨らませる必要がある
雪だるまを作る過程によく例えられますね、株式投資でお金が増える原理は。
仮に自分の商品を作り、会社以外の給料を得れたとします。例えば、
- ブログ
- YouTube
- 不動産賃貸業
今から5年間、必死に頑張ります。
そして5年後には月25万円も毎月得られるようになったとしましょう。
(僕のプランは、ボロ戸建てを買いリフォームし、賃貸に出して毎月5万円の家賃をもらう計算です。
1年に1回のペースでボロ戸建てを買い進めて行けば、5年後には5×5で毎月25万円の家賃が振り込まれる概算です。)
ということで、もう一度Excelでシミュレーションをしてみます!
- 初期投資額0円(貯金ゼロからスタート)
- 毎月の投資額:25万円+(1万円~11万円)
- 年利回り:4%
計算結果がこちら。
どうですか!!さっきと違いが分かりましたか!!
横軸は30年で変わってないですよ。
しかし縦軸のスケールが全然違います。なんと縦軸のMAXは3億円です笑
4,500万円を貯めるには約7年で到達できます。初めの5年を勘定に入れても合計12年です。
圧倒的短さ!
これが等比数列の和です!これが複利の効果です!
ぜひ理系の方は、上のグラフをまじまじと観察してみてください。余力があれば、真似して同じグラフを自分で作って確かめてみてください。
これであなたも資本主義の世界で勝ちの立場に行けます!
まとめ:サラリーマンの給料だけでは30年あっても勤め人を卒業できない
Excelで計算した通り、サラリーマンの給料(毎月1~11万円)程度の積立投資では、30年という長期間でも勤め人を卒業できないことが計算されてしまいました。。
じゃあどうすればいいか。
初め5年くらいで自分の事業を作り、株式投資に回せる積立額の増加スピードを速めることですね。
そのためには、
- ブログ
- YouTube
- 不動産賃貸業
など会社以外からお金が振り込まれてくる下地を作りましょう。僕も頑張ります。
あなたも頑張って!
最後までお読みいただきありがとうございました。