こんにちは、りゅうです。
僕は大阪の大手企業でサラリーマンをしながら、副業で不動産賃貸業をしている28歳男子です。
所有している2つのボロ戸建てはどちらも個人事業主として購入・管理していますが、色々勉強した結果、法人を作るのがよいという見解に落ち着きました。
目次 (押すとジャンプ)
ボロ戸建て2戸の段階で早々に法人設立しようと思った理由
28歳不動産賃貸業歴2年目の時点で考えたことをまとめます。大きく下記5個の理由です。
法人を作る理由
- 黒字になってもいいようにするため
- 融資を受け続けるため
- 独立の志を本気で立てたため
- 社長ってかっこいいため
- 保証人を個人の俺に設定できるため
ちなみに1,2が僅差で上位、少し離れて3,4,5が並びます。
1位:黒字になってもいいようにするため
個人事業主で税金を納めても、あまりいいことがありません。(確定申告はしますが、決算書までは作らないため、信用度が低いからでしょうか…)
ところでボロ戸建てなどをDIYで修繕して賃貸して家賃をもらうと、初期のころは全然黒字になりません(汗)
ボロ戸建て1戸の年間売上は5万円×12か月で約60万円。売上に対してかかる費用はというと、、
- 家屋の減価償却:20万円とか30万円くらい(木造築古だと減価償却期間は4年のため)
- DIY材料費:(しっかりめに直すと、)30~60万円くらい
- 広告費:10万円(家賃2か月分で)
- 車両費・交通費:10万円とか20万円とか
- 火災保険・地震保険:3万円とか
これだけでも、年間経費が100万円弱かかります。
営業利益は、ざっくり60万円-100万円で40万円の赤字ですね(笑)
ようするに何が言いたいかというと、
DIYが完了して2年目以降は材料費が0になること、
木造築古投資は、4年という短い減価償却期間が終わるといっきに黒字に転換するということ。です。
黒字になったタイミングで微妙な経費を無理に盛り込むことはあまりしたくないですしね…
そこで、個人事業主として納税するのではなく、法人として納税してしまえば、黒字の決算書として金融機関に提出でき、今後の信頼関係構築に繋がります。
2位:融資を受け続けるため
「1位:黒字になってもいいようにするため」とほぼ同等の理由ですが、金融機関と信頼関係を構築して融資してもらうためです。
28歳社会人4年目だと、貯金額はたかが知れています。そして僕の目標はサラリーマンをせずとも生活していくことなので、一棟モノも買い進めて行きたい。
金融機関に融資をお願いしようと思ったときに、貯金200万円しかなくて個人の確定申告は赤字、資金使途も曖昧な人に3千万円も4千万円も融資してくれるでしょうか?
正式な決算書を作成し、ちゃんと納税する。お金の使い道を明確にしたうえで融資の相談に行こうと思います。
一度目の取引限りならサラリーマンローンでもいいかと思いますが、それはサブとして置いといて、まずは会社としてプロパーローンも使えるよう準備していきたいです。
独立の志を本気で立てたため
将来不動産業で独立して食っていくのに、個人事業主ってなんか微妙じゃないですか…
将来独立の志を本気で立てたため、また独立できそうな見通しが立ったため、現段階で法人化します。
社長ってかっこいいため
社長って肩書かっこいいじゃないですか。身が引き締まる思いというか…
(正確には、代表取締役"社長"ではなく代表社員ですが。。)
保証人を個人の俺に設定できるため
個人事業主として不動産投資を行う場合、融資を受ける際は保証人が必要な場合があります。
身内を保証人にしたくないので、会社設立し、個人の「俺」自身が保証人になろうと思います。
法人設立の色々な設定は何にする?
法人を作るにあたって、いくつかの設定を選択する必要があります。自分の考えをまとめていきます。
株式会社?合同会社?
イニシャルコストが安いので、合同会社にしようと思います。
不動産賃貸業という事業上、株式を発行して出資金を募るという場面は少ないのかなと思い、合同会社でいいかと思っています。
決算月はいつ?
3月、9月、12月は避けます。(税理士が忙しい時期なので。)
今が2024年12月でして、資本金が貯まるのを考慮すると、2025年の5月、6月、7月のどれかを決算月にしようと思います。
資本金はいくら?
調べると、1,000万円以下にすれば税金面でお得だそうです。そこで資本金は300万円にする予定。
100万円でもいいかと思いますが、信頼不足で金融機関の口座作れなかったりするのかなと思ったので、昔の有限会社と同じ300万円でいこうと思います。
2024年12月末の時点で貯金が200万円あり、あと4か月経てば100万円貯まる予定です。ちょうど300万円貯まった2025年5月ごろ会社登記予定です。
※資本金とか決算月の話は、こちらの書籍を参考にしました。
田淵宏明著 日本一わかりやすい ひとり社長の節税
大学3年生のときにぼんやり考えていた起業のイメージと実際について
僕は大学3年生のとき、航空系ベンチャー企業のインターンシップに2週間ほど行っていました。
大学生のときにぼんやり考えていた「社長とか起業するとか」のイメージについて、比較してみます。
起業はイチかバチかのギャンブル…?
まずは副業で、小さく始めればOKです。小さく成功し「これはいけるぞ」と思ってから会社にしてしまえば◎。税法上・融資面で有利になりますし。
起業するってお金がかかりそう
航空系ベンチャー企業のインターンシップに行っていたとき、従業員を雇ったり事務所を借りたりしていて「物凄いお金かかるんやろな、起業って」と思っていました。
しかしスタートは1人会社で始めて、人を雇わなければよいだけです。
会社設立のイニシャルコストなんて、ハンコ3万円と登録免許税が6万円程度です。
毎年払うお金も、決算書作成代行約20万円+法人住民税約7万円の合計30万円程度。
オフィスは自宅か実家にすれば、家賃は発生しませんね。
小綺麗な格好でプレゼンしている
変なイメージですが、社長って小綺麗なスーツでプレゼンするモノだと思っていましたww
たぶん僕の場合は、作業着で汗を流しながら現場作業をしていると思います。
まとめ:自分の会社を作って儲かれば、勤め先に依存しなくてよい
自分の会社を作って売り上げを立てることができれば、豊かな気持ちになれます。
なぜなら、勤め先に依存しなくてもよくなるから。
これはサラリーマン人口の99%の人たちが思っていることでしょう。
しかし、勤め先とは関係なく自分の法人から売り上げが入ってくれば、最悪ボーナスは減ってもいいし、窓際族にされてもまあ大丈夫かもしれません。
上司がごちゃごちゃ言ってきても、いつも心の中で「俺はお前よりカネを稼いでいるんだよ、しかも自力でな!」と思えば、だいぶ心も鎮まるのではないでしょうか。
心の平穏を取り戻すためにも、勤め先に依存しなくてもいいようにするために、自分の事業を成長させていくことに注力します。